こんにちは
くろばさん主催の第19回夜空杯に参加しました。
今回もスタッフとしての参加でした。
今回はどんな構築を組もうかなと考えていた時、夜空杯の運営であるくろばさんとしんめーさんが以前使用し、いい結果を残すことが出来なかったメガアブソルを軸とした構築を使うことを提案され、面白そうだと思い乗ることにしました。
結果は残念だったがとりあえず同じ失敗を繰り返さないために反省の意味もかねて記事にすることに。
使用した構築はこちら
【紫電一閃サイクル】
- 紫電一閃 意味
名前の響きがかっこよかった。
紫色のメガアブソルと電気タイプの霊獣ボルトロスを2枚エースに置き、序盤はサイクルを回し蓄積を入れ、これまた紫色のゴチルゼルを使ってサイクルの最中に相手の受けポケモンを潰して急激に事態を変化させエースの一貫を作り、一貫する技を通していく…というところから名付けた。
●個別詳細
アブソル@アブソルナイト 無邪気 強運→マジックミラー
149(68)-191(164)-82(12)-141(44)-72-179(220)(メガシンカ後)
叩き落とす/不意打ち/冷凍ビーム/馬鹿力
A
ステロ+馬鹿力でH4サザンドラを確定(余り)
H-B
無補正130族のタイプ一致威力100技を確定耐え
(スカーフガブリアスの地震等)
A187ドリュウズの地震を高乱数耐え
C
H4ガブリアス、H4メガボーマンダを冷凍ビームで確定
S
メガ後最速110族抜き
今回の軸であり構築のエース。ゴチルゼルと組み合わせることによって相手のバンギ+ムドー+メガボーマンダの並びに対して解答が持てる(マンダはメガ前じゃないといけないが…)神ポケモン。
特性のマジックミラーは相手のステルスロックや撒菱、あくび等の技を跳ね返すことが出来、先発でメガシンカすることによって相手にステロを撒かせないゲーム展開が出来る。
…と思っていた。ところが現実は甘くなかった。
先発でメガシンカしたかったのだがまずメガシンカできない。よしんばメガシンカしたとしても、裏から補助技読みで投げること自体がリスキー。攻撃されようものなら死にかねない。
本来想定していたマジックミラーによるステロ展開の妨害は全く出来なく、相手に圧力をまったくかけることが出来なかった。
しかしメガシンカさえすれば高いSから繰り出される広い技範囲と高火力で相手を倒すことが出来る。
…と思っていた。ところが現実は甘くなかった。
耐久やCに裂き過ぎた結果高いAを生かすことが出来なくなった。具体例を挙げると残りHP6割くらいの持ち物あり無振りマンムーを叩き落とすで倒すことが出来なかった。
流石にこれには卒倒しかけた。しかしAに割く努力値は残っていないためしっかりサイクルで相手を消耗させないといけなかったと感じた。
ただ後述するポケモンでサイクルをきちんと回し、要所でメガアブソルを展開することによって全抜きエースとまではいかないがそこそこの活躍をしてくれた。メガシンカ枠とは一体…
ここまで酷評しているが正直使い勝手は悪くなかった。選出段階でアブソルの技範囲が刺さっていることもあったし、一貫を作る立ち回りをすれば活躍は出来た。ただ最大の欠点は、わざわざこれだけのためにメガ枠を消費すること 。
もし仮にメガアブソルに他の持ち物を持たせることが出来るのなら強ポケであることは間違いないのだが…
技はメインウェポンの叩き落とすと先制技の不意打ち、ガブマンダに刺さる冷凍ビーム、サザンドラやバンギラスを倒すための馬鹿力とした。
だがバンギラスやゴチルゼルが増えると予想され、それらに強く出られるハッサムが個体数を増やすところまで考察できていれば大文字や火炎放射の採用をするべきだったと後悔した。事実ブロック内のハッサムのKPが3で、今回の3敗はすべてハッサム入りの構築だった。
裏でドラゴンタイプを見ることはできるため、冷凍ビームではなく炎技を採用していればまだ結果は変わったのかもしれない。これに関しては環境を読み切れなかった自分のミスであり、要反省である。
また、Sラインは最速ゲンガーを意識したが、化身ボルトロスのことを考えると、Cを少し削って111族抜きまで振っても良かったのかもしれない。
長々と反省点ばかり書いてしまったがぶっちゃけそこそこは強かったと思う。ただメガシンカ枠を割いてまで(メガボーマンダを差し置いてまで)採用しようと思えるほどではなかっただけである。
ゴチルゼル@こだわり眼鏡 控えめ 影踏み
159(108)-*-116(4)-161(252)-131(4)-103(140)
サイコキネシス/10万ボルト/草結び/トリック
いつもの。詳しくはここで。
今回はもメガアブソルの一貫を作るために相手のカバルドンやメガフシギバナ等を倒すために採用。
特筆して言うことはなくいつも通り活躍をしてくれた。
最近ゴチルゼルがいない構築を使うことが出来ないくらい信頼しているポケモンである。
エルフーン@食べ残し 慎重 悪戯心
167(252)-87-105-*-139(252)-137(4)
とんぼ返り/アンコール/ヤドリギの種/身代わり
調整はこちらを参考にしました。
蓄積&サイクル回し、そして相手のフシギバナやモロバレル等を誘うための駒。
技は相手に蓄積を入れるためのヤドリギの種&身代わり、起点作りのアンコール、そしてサイクルを回すためのとんぼ返りとした。
対面有利を作り、後投げされるフシギバナに対してとんぼ返りを撃つことでノーリスクでゴチルキャッチをすることが出来る。
また相手の霊獣ボルトロスに対して投げることが出来る貴重なポケモンでもある。
めざ氷は確3以下に抑えられ、ボルトチェンジを身代わりが耐えるため、ステロと組み合わせてやどみがをしているだけで相手を大きく削ることが可能である。
やどみがが刺さっている相手が多く、非常に活躍してくれた。
霊獣ボルトロス@こだわりスカーフ 臆病 蓄電
155(4)-112-90-197(252)-100-168(252)
10万ボルト/めざめるパワー氷/とんぼ返り/気合玉
高速アタッカーであり構築の2枚目のエース。メガボーマンダの上を取れ、なおかつ一撃で倒すことができる。さらに電気と地面の一貫を切れ、ファイアローにも多少強く出られ、とんぼ返りでサイクルを回すことができるポケモン。 神かな?
技はメインウェポンの10万ボルト、ボーマンダ用のめざ氷、バンギラスやマンムーがどうしても無理な時に撃つ気合玉、サイクルを回すためのとんぼ返りとした。
ボルトチェンジではなくとんぼ返りを採用した理由はマンムーやガブリアス等を後投げされた時でも控えに返れるようにするためと、相手の持ち物の判断のためである。
例えば相手のポケモンが電気技読みでカバルドンに引いた時、とんぼ返りでゴツメダメージが入ったらきれいな抜け殻ではないと判断できるためそのままゴチルゼルを投げて倒すことができる。このように、相手の持ち物の判定が出来るという情報アドバンテージを稼ぐことができるため採用した。
しかしボルトチェンジが欲しい場面もあり、気合玉は後続に任せボルトチェンジととんぼ返りの両立もありだったと感じた。
当初の目的通り終盤の抜きエースとしてこれ以上ない働きをしてくれた。
ドククラゲ@くろいヘドロ 穏やか ヘドロえき
187(252)-*-107(172)-103(20)-155(4)-128(60)
熱湯/アシッドボム/高速スピン/毒菱
調整はこちらを参考にしました。
フェアリーやバシャーモの一貫を切り、高耐久を崩すことのできる駒。
技は追加効果の優秀な熱湯、ドククラゲ自身や裏のポケモンによって高耐久を崩したり交代を余儀なくさせるアシッドボム、設置技を排除できる高速スピンとした。
当初は黒い霧シャワーズだったが前日に某オリーブさんとフレ戦をしたときにメガヤミラミになすすべなく完封され、高耐久を崩す駒が必要となり採用したという経緯がある。(なお当日同ブロックになりまたメガヤミラミに詰められた。)
構築全体でハッサムが重いためドククラゲが熱湯火傷を引いてくれないと無理。
ちなみになんとマジカルシャインを覚えるがCに振らないと削れたサザンドラすら落ちない(悲しい)。
イノムー@進化の輝石 腕白 厚い脂肪
207(252)-120-137(196)-*-88(60)-70
地震/氷の礫/ステルスロック/吠える
A
H4メガボーマンダが氷の礫で中乱数2発(ステロ込みで確定2発)
H-B
陽気メガボーマンダのスカイスキン捨て身タックルを2耐え
H-D
臆病霊獣ボルトロス@命の珠の気合玉を高乱数耐え
ステロ+臆病ゲッコウガ@命の珠の波乗りを確定耐え
ほとんどのステロ役に強いステロ役。
マンムーやガブリアス、カバルドンに後投げしてステロ→吠えるをして相手を削っていく。
技はタイプ一致の地震、4倍弱点相手に先制して撃てる氷の礫、採用理由のステルスロック、起点回避兼昆布用の吠えるとした。
吠えるは前日まで居座ってくるメガヤミラミやラス1高耐久、あるいは流し際に撃つことが出来る地割れと悩んでいたが、今回は起点回避とダメージ蓄積を取り吠えるとした。(遺伝してなかった)
今回思い切って採用してみたが、使用感としては何回も繰り出しができるマンムーと言った感じでなかなか使い勝手が良かった。ステロが入ったメガボーマンダに後出しして捨て身の反動と礫で落とすということも可能であったし、何より全体的に耐久力が微妙なポケモンが多かったので、とりあえず様子見で繰り出すことのできるイノムーを使用した意味はあったと思う。
基本的な立ち回りはアブソルを早い段階でメガシンカさせ、ステロや毒菱を撒き、サイクルを回しながらゴチルキャッチを狙い、霊獣ボルトロスやメガアブソルの一貫を作っていく。
構築の欠点としては全体的に受け気味のポケモンが多くパワーが足りないことです。
積みアタッカーがいない以上ステロ等の削りを相手に入れて勝ち筋を作るためにどうしても毎試合サイクル戦をしなければならなく、技の被弾回数が増えてしまい追加効果や急所負けが発生しやすくなってしまいました。
それと鋼タイプ(特にハッサム)が重いところです。
ゴチルゼルにめざ炎を採用したり、アブソルに炎技を採用したほうがよかったかなと思います。
●まとめ
この構築を使って予選ブロック4-3で予選落ちでした。
メガアブソルを使って勝ち越し出来たのはうれしいですがORAR最後の夜空杯ということでしっかりと予選抜けしたかったです。
炎技を採用していれば…という試合が多かったので自分の考察不足だったなと思います。
ただ、メガアブソルを使うことが出来て楽しかったです!!!!
美しい…
主催のくろばさんスタッフのしんめーさん、参加者の皆さん本当にありがとうございました!
サンムーンが発売されても夜空杯を続けていきたいです!シングル66最高!
何かありましたらTwitter【@medicham_jp】まで。
以上です。
~SpecialThanks~
【シングル66】メガアブソル構築 - くろばんのもめもめ!
第3回夕星杯 使用パーティ - ビールうんめー
夜空杯運営のくろばさんとしんめーさんによるメガアブソル構築。結果は。。。