こんにちは。
SVになり、オフラインで対戦ルールを選択できなくなってしまいシングル66がプレイできなくなっておりましたが、先日のアップデートにて行われた仲間大会の仕様変更により、対戦時間を60分まで延長できるようになりました。
よって、有志数名で試験的に、仲間大会を用いたシングル66のオンライン大会(レギュレーションC)を実施いたしました。
おそらくSVで初のシングル66の対戦会になったと思います(もし他で行われていたら教えてください)。
今後シングル66をプレイする人の参考になればと思い、簡単にですが構築を紹介します。
使用した構築はこちら
1匹で相手を破壊できるパワーを持ったポケモンが環境に多すぎたため、こちらもやりたいことを押し付ける構築が強いと感じた。
今回は
を軸として、サイクルを行いながら相手を全体的に疲弊させる形を選択した。
理由として、初期環境のトップメタとした【さらさらいわカバルドン+すなかきハカドッグ】を考えた際に、対面的に相手を処理した場合、ハカドッグを受けるコマが足りなくなると考えたためである。
また、猛威を振るうであろうディンルー、チオンジェン、コノヨザルなどにも毒菱が刺さるため、明確に不利を取る構築が少ないと感じた。
毒菱を撒くポケモンとして、キラフロル、テツノドクガも候補に挙がったが、相手のイルカマン、マリルリの一貫を切り、ディンルーやカイリューとサイクル面で相性のいいポケモンとして、今回はドヒドイデを選択した。
●簡易解説
ディンルー@食べ残し
テラスタイプ:毒 特性:わざわいのうつわ
腕白HBベース、S:4振りマリルリ抜き抜き
砂地獄/カタストロフィ/ステルスロック/守る
構築の始点①。圧倒的数値を誇る最強のポケモン。
相手の低火力ポケモン全般に雑に投げる枠。
物理全般と撃ちあってもらいたいので腕白HBベース、テラスは相手の毒菱を回収する+ハバタクカミやマリルリなどへの耐性をつけるため毒。
毒菱と合わせて相手を削る砂地獄。
ほぼ全てのポケモンに一貫する技であり、毒菱、砂地獄による削りを高速化させるカタストロフィ。
サイクル戦を有利にするステルスロック。
相手の拘りハバタクカミやテツノツツミに対しての様子見、また定数ダメージを蓄積させることのできる守る。
持ち前の耐久からステルスロックを非常に安定して撒ける。
ステロを別のポケモンで撒けるのならそれに越したことはないのだが。
ドヒドイデ@黒いヘドロ
テラスタイプ:毒 特性:再生力
穏やかHD
アシッドボム/自己再生/毒菱/黒い霧
構築の始点②。毒菱撒き兼毒菱回収枠。
ハバタクカミやテツノドクガを受けるため穏やかHD。
マリルリ、イルカマン、ハッサムなどディンルーでは受けにくい物理ポケモンも見る枠。
テラス後も黒いヘドロでの回復をしてもらいたいのでテラスタイプは毒。
採用理由の毒菱。
回復技の自己再生。
積みポケモンへの切り返しの黒い霧。
残り1枠はトーチカや毒々を考えたが、挑発で詰むことを嫌ったのと、相手の眠るヘイラッシャ、テラス前のチオンジェンに少しでも抗えるようにするためにアシッドボムを採用した。
しかし、アーマーガアやサーフゴーに打点がなくなってしまったので、アクアブレイクの方がよかったかもしれない。
テラスタイプ:妖 特性:マルチスケイル
腕白HBベース
構築の始点③。シングル63で流行していたキラフロル+ドラテカイリューから着想を得た。
雑に投げてドラゴンテールで吹き飛ばしステロと毒菱を踏ませる。
テラスタイプは耐性の良いフェアリー。
採用理由のドラゴンテール。
毒状態にならない鋼や毒への打点となる地震。
回復技の羽休め。
技を縛ることで交代を強要したり、裏への引きを安定させるアンコール。
当初厚底ブーツを持たせる前提で考えていたが、持ち物を変え忘れて仲間大会に登録してしまったため持ち物がゴツゴツメットになっている。
ゴツメが有効に発動するシーンもあったが、採用理由からして複数回繰り出すのが前提の為、どう考えても厚底ブーツの方が良い。
サーフゴー@こだわりスカーフ
テラスタイプ:鋼 特性:黄金の身体
臆病CS
シャドーボール/ゴールドラッシュ/自己再生/トリック
スイーパー兼崩し役。
終盤にスカーフシャドボで一貫を作ることも出来、相手の受けコマにスカーフを押し付けることで崩しの一端を担うことも出来る。
臆病最速にすることで相手の眼鏡ハバタクカミなどの上から攻撃することも出来る。
テラスタイプはゴールドラッシュの瞬間火力をサポートする鋼。
タイプ一致の攻撃技であるシャドーボール、ゴールドラッシュ。
崩し技のトリック。
トリックをした後にサイクルを回すための自己再生。
単純に特性と耐性が優秀なため、シングル66に非常に適正のあるポケモンだと感じた。
仮想敵にした際のサーフゴーが本当に厄介。
キノガッサ@毒々玉
テラスタイプ:水 特性:ポイズンヒール
陽気HSベース
気合パンチ/キノコの胞子/宿り木の種/身代わり
低速ポケモンを起点にする崩し役。
相手の欠伸や毒菱などの状態異常耐性をつける枠でもある。
カバルドンやディンルーなどのステロ撒きに後投げが非常に安定し、負担をかけていくことが出来る。
毒菱が効かない相手にはキノコの胞子が通り、毒々状態になっている相手には宿り木の種+身代わりで削りを加速させることができる。
最速にすることで相手の最速ハカドッグより速くなるため、砂を枯らして胞子+身代わり+宿り木の種でハメることも出来る。
テラスタイプはテツノドクガやラウドボーンの炎技を意識し水。炎でも良かったがステロ2倍や地面抜群が気になった。
最強技のキノコの胞子。
ポイズンヒールと相性のいい身代わり。
防塵ゴーグル持ちやヘイラッシャへの遂行技となる宿り木の種。
チオンジェンやディンルーなどへの削りを早める気合パンチ。
気合パンチはサーフゴーへの打点となる地均しと選択だったが、今回は他のポケモンへの遂行速度を優先し気合パンチとした。
相手の毒菱展開への明確なメタにもなりうるので、非常に使いやすかった。
ドドゲザン@突撃チョッキ
テラスタイプ:悪 特性:総大将
意地HAベース
ドゲザン/不意打ち/アイアンヘッド/ハサミギロチン
クッション兼終盤のスイーパー。
総大将により最大1.5倍になる攻撃で相手を一掃する枠。
また、削れた相手に投げて不意打ちを読ませ交代させることで、ステロや毒菱の蓄積を入れる狙いもある。
また、身代わりや欠伸などの択にはなるが、相手のハカドッグへのメタとしての役割もある。
テラスタイプは不意打ちの威力を高める悪。
タイプ一致の攻撃技のドゲザン、アイアンヘッド。
高火力先制技の不意打ち。
相手の受けコマを崩すハサミギロチン。
以上6体を使った。
当日は総当たり5名で対戦を行い、2-1(仲間大会の時間により対戦未消化1)となった。
想定通り毒菱+サイクルで相手を詰め切った試合もあり、手探りで組んだ構築としては非常に満足のいく出来となった。
高速スピンやキラースピンを採用している相手には構築全体で苦戦する。
早めにディンルーでキャッチして削るか、サーフゴーでトリックを入れて対処したい。
ようやくシングル66が対戦できる環境が整ってきたと感じる。
非常にパワーのあるポケモンが多いため、様々な構築を用意し試したい。
ぜひ皆さんもシングル66をやりましょう!
興味ある方はTwitter【@medicham_jp】まで声をかけてください。
以上。